UACJは、中国でアルミ押出製品を製造する子会社の株式60%を中信渤海アルミと中信ダイカスタルに譲渡することを決めた。目的は構造改革の一環で、合弁運営に切り換えること。譲渡価額や譲渡予定日は非公表。UACJは2005年にUEXTJを設立し、自動車熱交換器用アルミ押出形材の製造・販売を目的にしていた。中信渤海アルミと中信ダイカスタルは、2019年に自動車向けアルミニウム部品を共同で製造・販売する関係にある。
M&Aアドバイザーとしてのコメント:UACJのこの決定は、中国市場における自動車向けアルミニウム部品の需要が高まっていることを反映している。中信渤海アルミと中信ダイカスタルとの合弁運営により、UACJは中国市場での競争力を強化することができると考えられる。
株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。